中国の環境汚染が深刻です。急激な経済発展に伴って工業化が進み、その半面環境規制が行き届いていないのが原因のようです。なかには、地域に課せられた経済ノルマを達成するために産業側と行政側が癒着して環境汚染を見て見ぬふりしているケースもあるといわれています。

化学工場の近隣では河川の汚染が心配されます。廃棄水を充分に処理しないまま河川に流し込んでしまうからです。報道などで見る中国の河川汚染は目を覆うような事態です。

しかし、日本の高度経済成長期前後を生きた人たちに聞くと、日本もかつて河川の汚染がひどかったという話を聞きます。東京の多摩川なども、現在では多種多様な生物が住んでいることで知られますが、数十年前は死の川の様相を呈していたそうです。中国の環境汚染の写真を見て「昔の日本だな」と感想を述べる高齢者もいます。日本ではその後、環境規制の充実や産業側の取り組みが功を奏して日本中の河川は息を吹き返したという話です。

河の水の色が赤くなっていたり泡立っていたりする写真を見ると中国の環境汚染はさらにスケールが大きいような気がしますが、これからの取り組み次第ではきれいな河を取り戻せるのかもしれません。